お客様にとって「一番のデザイン事務所」であり続けます。

クライアントとなる顧客は様々です。印刷所や出版社や広告代理店からご依頼いただくこともあれば、企業や個人の方から直接ご依頼いただくこともあります。明確な企画書付きの場合もあれば、「よくわからないけど、とにかくいいものを作って」というご要望もあります。正直に言うと、後者寄りの方が多かったりします。
多かったりしますが!「よくわからない」と言いつつ、チラシやサイトを作ろうと思って行動したからには必ず目的があるはずです。その目的やターゲットをクライアントと打ち合わせて明確にすることで「いいもの」が何であるかわかります。
かっこいいものが「いいもの」ではありません。目的を達成できるデザインが「いいもの」なのです。

できるだけ予算を安くすませたいと思うのは、どんなクライアントでも同じですが、弊社にも最低限の適正な価格というものがあり、それを超えてまで安くすることはできません。 
しかし、方法はあります。例えば「○○万しか予算がないけれど会社のパンフレット(サイト)を作りたい」というご依頼には、「必要な情報を絞り込んでページ数を抑える」「テンプレートを使用する」「デザインをおまかせで修正は文字修正のみ」「イラストはシンプルなもの」など、予算内でご要望を実現できる方法をご提案します。
あれもこれもやりたいではなく、シンプルに一番伝えたいところのみに絞り込んだ方が、実は効果が高かったりします。

発達障害児(者)や子ども関係のワークブックやパンフレット製作に10年以上関わったことで、どんなに情報が溢れていても社会的な弱者とされる人々のもとに、必要な情報が届かない(=情報があっても理解できる形になっていない)現実がたくさんあることを知りました。そして、私たちがターゲットとなる相手の目線に立ち、デザインや伝達手段を工夫したことで、「とてもよくわかるようになった。助かった」と感謝されたことも多々あります。
デザインにおいてはセンスのよさ、かっこよさも大切です。しかしターゲットによっては正確に、確実に伝わる「わかりやすさ・使いやすさ」が重視されることも多いのです。ひとつひとつの仕事の目的をきちんと見極めながら、人々の役に立つデザインをしていきたいと考えています。